声帯ポリープ・声帯結節の手術について

声帯ポリープ・声帯結節の手術とは

声帯のある喉はとてもデリケートな器官です。食べ物などの異物が誤って入ってしまうと、そこに含まれる細菌などにより肺炎といった感染症を起こす可能性が高いため、異物を反射的に咳で強制的に排出するようにできています。いわばとても敏感なセンサー機能があるので、喉の奥を触ると強い不快感があるのです。

従って、当院では声帯の手術をする際には、全身麻酔を行って喉のそうした反射をなくし、顕微鏡下正確な手術を行っています。また術後の声帯の傷を安静に保つために、約5日間の沈黙が必要ですが、当院では退院後自己管理にて沈黙を行っていただくことにより、入院期間を通常の約1週間ではなく、2日間としています。

声帯ポリープ・声帯結節の手術の流れ

通常通り、約1か月前に術前検査を、約1-2種前に術前説明を行い、患者様の全身状態、過去の病歴などをしっかりと把握するとともに、予定している手術内容、危険性、術後の沈黙療法などにつき説明、ご理解を頂きます。
入院後は、病室に麻酔医と共に伺い、麻酔科診察を受けていただきます。
麻酔科診察後、予定時間となってから、手術室に移動、全身麻酔下、声帯ポリープ・声帯結節の切除を行います。
手術は、口から喉頭に金属製の管を入れて、その管を通して、顕微鏡により大きく拡大、正確に病巣を切除します。手術中の体位は、上を向いて寝た状態で、頭を後ろに倒すことにより口から喉頭を一直線とし、金属の細い管を入れます。患者様ご自身は全く記憶に残りません。
この手術のリスクとして、金属の管を口に入れるため、圧迫による歯に対する影響があります。金属の管と歯の間にはシリコンを入れ、過度の力がかからないようにしますが、術後一時的に歯が浮いた感じが残ることがあります。差し歯やインプラントの治療を受けている場合、特に上前歯の場合、十分に配慮する必要がありますので、お申し出ください。

手術前後の声帯の様子

【手術例①】手術前⇒手術後

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【手術例②】手術前⇒手術後
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手術後の注意点

発声に関する制限や禁止については症状や状態によって変わりますが、基本的には5日間の沈黙療法が必要です。また、喫煙は声帯ポリープの発生の主な原因といわれており、術後の禁煙が重要です。
また、術後の再発防止のため、音声治療は欠かせません。呼吸法や呼気と整体を閉じるタイミングを治す発声法の改善をしっかり受けることが重要です。

手術費用の目安

全身麻酔下、1泊2日の入院にて声帯ポリープや声帯結節を切除する場合、健康保険3割負担が適用されると、約70,000~80,000円で手術を受けることができます。

任意保険の手術給付金と医療費控除

声帯手術を受けた場合、民間の保険会社との契約によっては給付金が受け取れることがあります。詳細は契約により異なりますので、手術を受ける際には契約している保険会社に事前に連絡して確認してください。
また、1月から12月の1年間で、本人、またはご家族が支払った医療費が10万円以上になると、確定申告を行うことで還付金を受けとることができるため、声帯手術の領収書はしっかり保管しておきましょう。

 

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